永田 正樹

【研究歴】
・2022年~2023年
 研究テーマ:管理者コーチングの効果性の研究
 キーワード:マネジリアル・コーチング、経験学習、ワークエンゲージメント、心理的エンパワーメント、プロアクティブ行動
 研究概要:マネジリアルコーチングが、部下の成長につながるメカニズムと、部下のどのような行動態度に影響を与えるのかを、量的に分析している。

・2020年~2023年
 研究テーマ:部下育成行動とリフレクション
 キーワード:部下育成、リフレクション、心理的安全
 研究概要:7組織43名の、部下指導における成功事例・失敗事例及び、部下指導能力の高いマネジャー17名に対するインタビューデータを質的に分析することにより効果的な指導行動のメカニズムを明らかにする。さらに、量的な分析により、指導行動のメカニズムと、それらが影響を与える部下の行動・態度を明らかにする。

・2020年~2023年
 研究テーマ:高業績社員のリフレクションプロセス
 キーワード:経験学習、リフレクション
 研究概要:高業績社員がどのように仕事経験から学び成長しているのかを明らかにした。現在は、優秀なクリエイターの研究を継続している。

・2020年~2021年
 研究テーマ:部下の性別による管理者コーチングの効果性の研究
 キーワード:経験学習、リフレクション、心理的安全
 研究概要:本研究はマネジャーによる管理者コーチングが,部下の職務態度・行動に与える効果に性別による違いがあるのかを定量的に検討したものである。性別によって、コーチングを受けている知覚が異なる点を考慮に入れ、より効果的な管理者行動のあり方を検討することは、理論的・実践的に意義がある。

・2019年~2020年
 研究テーマ:経験学習とリフレクティブライティング(Reflective Writing)の研究
 キーワード:経験学習 リフレクション
 研究概要:経験学習及びリフレクションに関する文献研究を踏まえて、Gibbsのリフレクティブ・サイクルの改訂版を提案した。改訂版は、「事実の確認」「感情の確認」「分析評価」「教訓化」「アクションプラン」のステップで構成されている。

所属学科経営学研究科 グローバリゼーション専攻
職位助教
研究分野人的資源管理
研究内容のキーワード部下育成行動とリフレクション支援・マネジリアル・コーチング
教育方法の実践例
作成教材
教育上の評価情報
実務特記事項(教育)
その他(教育)
資格免許情報1999年3月 中小企業診断士登録
2017年3月 認定ワークショップデザイナーマスタークラス
特許
実務特記事項(職務)
その他(職務)
著書
学術論文部下育成行動とリフレクション支援 単著 2021年2月 北海道大学大学院経済学院
「部下育成のためのリフレクション支援-成功事例失敗事例の質的分析」 単著 2020年12月 『人材育成研究』第16巻1号(査読付論文)
「リフレクションを中心とした経験学習支援?マネジャーによる部下育成行動の質的分析」 単著 2021年6月 『日本労務学会誌』第21巻6号 (査読付論文)
A revised model of experiential learning with a debriefing checklist. 共著 2020年 International Journal of  Training and Development, 24,2,144-153.(査読付論文)
「経験学習と内省:Gibbs (1988)のリフレクティブ・サイクル・モデルの再考」 単著 2019年8月 北海道大学大学院経済学研究院 Discussion Paper, SeriesB, No.2019-B176

永田正樹(2022)「部下の性別による管理者コーチングの効果性の研究」 単著2022年3月  地域経済経営ネットワーク研究センター年報 第11号 北海道大学 50-55頁

林麗桂,永田正樹(2024)「メンタリングを通じたメンターの学習活動および仕事の有意味感の知覚ーグランデッド・セオリー・アプローチ(GTA)を用いた実証研究」共著 2024年1月
『人材育成研究』第19巻1号3-20頁(査読付論文)
その他(著作)「部下育成のためのリフレクション支援 成功事例失敗事例の質的分析」 単著 2019年11月 経営行動科学学会第22回大会(大阪府茨木市)

「部下育成のためのリフレクション支援 マネジャーによる部下育成行動の質的分析」 単著 2020年7月 日本労務学会第50回全国大会(オンライン)

「経験学習での、マネジャーから部下への“リフレクション”支援を考える」単著2023年7月 ダイヤモンドオンライン
https://diamond.jp/articles/-/325195


「高業績社員のリフレクション・プロセス:内容分析に基づく研究」( 共著 2020年11月 経営行動科学学会第23回大会(オンライン)


「管理者コーチングに影響を与える先行要因の探索」2022年12月 人材育成学会第20回年次大会(オンライン)



永田正樹『「経験学習」とは何か?新入社員が“仕事上の直接経験”で成長する方法』
DIAMOND Online,2022年6月2日連載開始(HR online)

2021年8月三井物産3年目社員研修:3年目社員に対し、同期との対話を通して経験を振り返えらせることで、自律的成長を促し、今後に向けて成長の道筋をつけることを目的とした研修の開発に開発責任者として携わった。

2021年5月8日 三井物産MMリーダー研修: 開発責任者として、三井物産におけるOJT担当者の通称であるMMリーダー研修の改訂に携わった。コロナ禍の中、これまでのように、いつでも会える環境でのOJTが実施しづらくなったことを背景として、同社における教え上手のMMリーダーにインタビュー取材し、教え上手の型をグラウンデッド・セオリーアプローチにより作成した。その型の使い方をまとめた「人材育成ハンドブック」を開発し、MMリーダーと新入社員との1on1ミーティングの運用の仕方も含めた総合的な研修プログラムを開発した。

2021年8月17、18日 亀田総合病院主任看護師研修 開発・講師:主任看護師を対象とした研修を開発し、講師として登壇した。本研修の目的は、主任自らがリフレクションすることにより、看護実践の質をあげることと、部下のリフレクションを促すことにより、看護チーム全体の看護の質をあげることである。メインコンテンツは、「亀田総合病院流の教え上手の指導」を研修の現場で作り上げることとした。事前課題として提出を求めた「右腕のしたい人」「気になる人」の指導事例を題材に、事例作成者の発表を研修内でK J法により分析し、教え上手の特徴を抽出させ、全体で共有した。

永田正樹『「良質な “仕事経験”を得ていくために、本人とマネジャーと人事部門に必要なこと』
DIAMOND Online,2022年

永田正樹(2023)「経験学習における“リフレクション”は、どうすれば効果的に行えるか?」2023年3月9日 ダイヤモンド・オンライン https://diamond.jp/articles/-/318289

「部下育成 成長を促すリフレクションー経験と学習をつなぐ「リフレクション」とはー」単著2023年8月、産能総合研究所、企業と人材、46-47.

「部下育成 成長を促すリフレクションー部下のリフレクションを阻害する「優秀さの罠」」単著 2023年9月号 産労総合研究所、企業と人材、46-47

「部下育成 成長を促すリフレクションーリフレクションを促す職場づくり:心理的安全性」単著 2023年10月号 産労総合研究所、企業と人材

「部下育成 成長を促すリフレクションーリフレクションを促す職場づくり:面で育てる」単著 2023年11月号 産労総合研究所、企業と人材

「部下育成 成長を促すリフレクションーリフレクションを促すジョブデザイン」単著 2023年12月号 産労総合研究所、企業と人材

「部下育成 成長を促すリフレクションーリフレクションを促すメンバーとの関わり①」単著2024年1月号 産労総合研究所、企業と人材

「部下育成 成長を促すリフレクションーリフレクションを促すメンバーとの関わり②」単著2024年2月号 産労総合研究所、企業と人材

「部下育成 成長を促すリフレクションーリフレクションを促す組織をつくるための人事の役割」単著2024年3月号 産労総合研究所、企業と人材

経験学習において、人事担当者が行えるリフレクション支援を考える DIAMONDonline 2024年1月11日,https://diamond.jp/articles/-/335235

その他多数
学歴1980年3月 埼玉県立鴻巣高等学校卒業
1981年4月 専修大学法学部法律学科入学
1985年3月 専修大学法学部法律学科卒業
2019年4月 北海道大学大学院経済学研究科博士課程入学
2021年3月 北海道大学大学院経済学研究科博士課程卒業 博士(経営学)
職歴1985年4月 株式会社ぎょうせい入社
1990年6月 同社退社
1990年7月 株式会社ダイヤモンド社入社
2005年4月 同社情報サービス事業局人材開発事業部部長
2018年4月 株式会社ダイヤモンド・ヒューマンリソース取締役兼任
2021年12月 株式会社ダイヤモンド社HRソリューション事業室部長
2022年4月 立教大学大学院経営学専攻 非常勤講師 (マネジリアル・コーチング論担当)
所属学会日本労務学会、経営行動科学学会、人材育成学会
活動情報
賞罰2020年7月 日本労務学会賞(研究奨励賞)受賞
担当科目(単位数・単位区分・年次・前提科目・開講期情報)