後 正武 [Masatake Ushiro]

東京大学法学部卒業。ハーバード大学経営大学院にてMBA(ディスティンクション)取得。
新日本製鐵、マッキンゼー・アンド・カンパニー(プリンシパル・パートナー)、
ベイン・アンド・カンパニー取締役副社長/日本支社長を経て、1996年東京マネジメン
トコンサルタンツを設立し現職。
ほとんどの産業分野において全社戦略‐実行プログラムにいたる一連の組織課題を手がける。
『経営参謀の発想法』『論理思考と発想の技術』『意思決定のための分析の技術』『あまりにやさしい会計の本』など著書多数。

所属学科経営学研究科 経営管理専攻
職位
研究分野社会科学
研究内容のキーワード経営組織
教育方法の実践例ビジネス・ブレークスルー大学大学院『組織と経営』担当 2005年4月1日~現在 組織論の実務的展開として、「組織とは何か、組織の現実に即して正しく理解する」ことと、「組織論の発達の系譜をたどり、それらの理論の現在における意義を正しく理解・適用する」こと、そして「全体の組織を考えると共に、個人の所属する個別組織を考える」ことを講義、指導。組織機構論の系譜として、古代から実践されているスパン・オブ・コントロール(管理の幅)、階層制、機能分化から、近代組織論・管理論(ウェーバーの近代官僚制理論、テーラーの科学的管理法、モルトケの参謀組織、ライン・アンド・スタッフ組織、人間関係論、フェイヨールの管理過程論、バーナードの近代組織論(行動科学的組織論)、そして、近代の組織機構論(事業部制、SBU(戦略事業単位)、プロダクト・マネージャー制など)について学んだ上で、組織の最適運用の視点から、ビジネス・システム、組織文化、組織のアーキテクチャー(含 外部組織とのインタフェースのデザイン)など、今日の組織の諸課題と解決方向について指導。
ビジネス・ブレークスルー大学大学院『リーダーシップ』担当 2005年4月1日~現在 リーダーシップとは何か。実はリーダーシップの姿はきわめて多様であり、組織によってもあるべきリーダーの様態が異なることを認識することが大切である。この講座では、リーダーシップについて考える際に必須な「考え方の枠組み」と、組織の中のリーダーシップの実務的展開について指導。
作成教材ビジネス・ブレークスルー大学大学院『組織と経営』作成 2005年4月1日~現在 ビジネス・ブレークスルー大学大学院『組織と経営』映像コンテンツ・講義資料作成
ビジネス・ブレークスルー大学大学院『リーダーシップ』担当 2005年4月1日~現在 ビジネス・ブレークスルー大学大学院『リーダーシップ』映像コンテンツ・講義資料作成
<補足>
ベイン・アンド・カンパニー建直し時より、コンサルタント養成、経営管理者養成、問題解決、事業育成、戦略立案、マーケティング、R&D、リーダーシップ、組織運営等各種分野の教材を過去の60社にわたるコンサルティングの体験から抽出・作成。全て、分野別に構成した自作教材を使用。
教育上の評価情報ビジネス・ブレークスルー大学大学院『組織と経営』『リーダーシップ』についての評価 2005年4月1日~現在 論理的に理解しやすく構成されていることは勿論だが、コンサルティング実務を経て作成されたものである故、実例が多く実践的であること。
これはセミナーを行った会社のいくつかで、そのまま事業のカウンセリングから実際のコンサルティングに移行していることからも裏付けられるが、こうした実践的な指導が高く評価できる。
特に、社会人経験者の学生が、実務の経験を通して感じた疑問に対して、即座に実体験・実例をもって答え、教えることができる点が強みであり、課題を立体的に見つけ、与え、実践的に指導できることが特徴である。今までの企業へのコンサルティング、及び、研修の実績が示す通り、専門職大学院での教授として適任であるとの評価を得ている所以である。

その他 マッキンゼー・アンド・カンパニー・インクをはじめ、ベイン・アンド・カンパニー、及び、東京マネジメントコンサルタンツといずれも代表的立場で25年以上にわたってコンサルティングを実践するとともに、プロジェクトメンバーの教育を実践してきた。
その実務を通して、コンサルティングの仕事は、立派なレポートを書くことではなく、「結果を出すこと」であり、そのためには、クライアントの組織に必要なリーダーシップを如何に育てるかが大切であることを痛感してきた。
通常コンサルティングの仕事は次の3つのステップを踏む。第一に、戦略、方向、方針を決めるための、論理的意思決定、選択肢の抽出、評価、実行への組織上のアレンジメントを定める。第二に、オペレーション(実施)。現在の組織ではできなかったことを実施するわけであるから、組織風土の変革、リーダーシップの育成・課題の克服、実行の意志の高揚、人を巻き込んでいく運動を起こすような指導が必要。

第三に、戦略実施状況のフォローアップとそのための運営体制の構築(事実の把握とフィードバック、状況にあわせた柔軟な展開、実行のための工夫、障害の発見、変化への対応を含む)。
上記のコンサルティングの実務を通して、組織運営、リーダーシップのあり方を身をもって学ぶと共に、プロジェクトのたびに、新しいクライアント・チームメンバーを中心にその内容を実行・指導してきた。(それ自体がリーダーシップ育成につながった。)その際の体験を集約して最近では企業研修としても指導にあたっており、その教育内容は高い評価を受けている。また、組織と経営、リーダーシップについては、著作「経営参謀の発想法」、「論理思考と発想の技術」、「意思決定のための分析の技術」、映像教材「リーダーシップ」に体系的に纏められており、社会人経験者を対象とした学生を教授するにあたってその内容は、非常に優れているとの評価を得ている。

特に、社会人経験者の学生が、実務の経験を通して感じた疑問に対して、即座に実体験・実例をもって答え、教えることができる点が強みであり、課題を立体的に見つけ、与え、実践的に指導できることが特徴である。今までの企業へのコンサルティング、及び、研修の実績が示す通り、専門職大学院での教授として適任であるとの評価を得ている所以である。
実務特記事項(教育)株式会社東京マネジメントコンサルタンツ 代表 現在 新日本製鉄、ハーバードビジネススクール(ディスティンクション)、マッキンゼー・アンド・&カンパニー(プリンシパルパートナー)、 ベイン&カンパニー(ディレクター・日本支社長)を経て現職。企業内研修・教育として、日立製作所、沖電気、NTT、新日本製鐵、島津製作所、シャープ、スズキ、コスモ石油、ロッテ、キッコーマン、ジョンソン・エント・゙ジョンソン、三菱商事、日本新薬等多数の実績がある。
その他(教育)ビデオ「考える技術」 平成16年3月 ""発行:プレジデント社
論理思考を理論として「ものの考え方」を説明。""
各種セミナー実施 プレジデント社セミナー(平均年5回程度)、リスクマネジメント協会セミナー、公開セミナー多数(日本能率協会、SMBCコンサルティング、日本産業訓練協会、東京都 等)、株式会社ビジネス・ブレークスルー マーケティング、ベーシック・スキル、戦略、リーダーシップ、組織論等全70回程度
資格免許情報
特許
実務特記事項(職務)
その他(職務)
著書「経営参謀の発想法」 単著 平成10年4月 プレジデント社
「論理思考と発想の技術」 単著 平成10年12月 プレジデント社
「意思決定のための「分析の技術」」 単著 平成10年12月 ダイヤモンド社
学術論文アウトプット志向の研究開発とヒューマンファクター 平成7年6月年2月 研究開発マネジメント
アウトプットを高めるR&Dをめざして(全19回) 平成7年8月~平成10年2月 研究開発マネジメント

ビデオ「考える技術」 平成16年3月 プレジデント社

後 正武/深尾 浩紹(2022)「日本の経済停滞の要因としてのIT産業発展の遅れを考える」ビジネス・ブレークスルー大学レビュー第8号2巻
その他(著作)
学歴東京大学法学部卒業
ハーバード大学経営大学院(ハーバードビジネススクール)(MBA) 修了
職歴新日本製鉄
マッキンゼー・アンド・カンパニー
ベイン&カンパニー取締役副社長/日本支社長
東京マネジメントコンサルタンツ代表取締役
所属学会
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賞罰
担当科目(単位数・単位区分・年次・前提科目・開講期情報)